施工管理・現場監督から転職。建設業やゼネコンからおすすめの転職先は?

施工管理(現場監督)はやりがいもありますが、体力的にも精神的にも大変な仕事ですよね…。

施工管理から転職したい主な理由は、「労働環境」「長時間労働」「休みが取れない」「転勤や異動」「危険な仕事」「現場の雰囲気」「板挟みのストレス」…と実に様々で、過重労働の方も多いでしょう。

建設業界・土木業界は「働き方改革」や「ワークライフバランス」の面では遅れています。
工期の制限、人手不足、オリンピックや災害復興の需要増加など、構造的な問題が根底にあります。一企業の問題ならば同業他社に転職という道もありますが、業界全体として労働環境改善がなかなか進まないのが現状です。

ここでは施工管理・現場監督という仕事からの脱却を目指す人のために、施工管理からの転職を成功に導くポイントを解説します。

この記事の目次

1. 施工管理(現場監督)から転職するならどんな道が良いか?

施工管理という仕事から他の分野に転職するとなると、未経験の転職となります。
「未経験の転職」と言っても、以下の3つがあります。

・業界が未経験
・職種が未経験
・業界・職種ともに未経験

業界・職種共に未経験という転職は、非常に難しいです。転職するなら20代まででしょう。

施工管理から転職する場合は、以下のように少しでも施工管理の知識・経験を活かせる仕事が有利です。以下のような例も選択肢として考えてみましょう。

  • 同じ業界で、違う職種 (例:建築施工管理から、建築会社の営業職)
  • 同じ職種で、違う業界 (例:土木施工管理から、公務員の土木技術職)
  • 受注側から発注側 (例:設計や検査立ち合い業務)

施工管理から転職したい人にお勧めの転職先の例を紹介しましょう。

1-1. 施工管理を辞める人におすすめの転職先

まずは施工管理の知識・経験が活かせる仕事の選択肢です。

施工管理の知識・経験が活かせる他分野の転職先

デベロッパー

非常に人気で難易度も高い。発注する側です。大手不動産系デベロッパーは殆ど中途採用はないが、電鉄系や商社系は中途採用する場合もある。年収400~1000万円。

独立行政法人都市再生機構など

事務系総合職として中途採用がある。都市再生分野・住環境分野・災害復興分野・ニュータウン分野など幅広い。年収350~700万円。

ゼネコン営業

デベロッパーや設計事務所や官庁を顧客とするBtoB営業。プロジェクトのコーディネーター的役割で、建築・資材・施工方法など幅広い知識が求められる。年収400~1000万円

公務員

自治体の土木部門や耐震工事・復興関連などの建築部門は民間からの採用も活発。一般職の採用試験を受けるのも方法。採用の有無や条件は各自治体で異なる。

住宅設備・建築資材メーカーの営業職

資材調達・施工する側から販売側への転職。現場の知識・経験が活かせる。年収400~800万円

設計部門やCADオペレーター

現場経験が活かせる。設計事務所は即戦力を求められることが多いので、建設・建築会社の設計部門の方が転職しやすい。

ビルや不動産管理会社の設備管理など

建築施工管理の経験が活かせる。定期点検の実施や報告書提出。設備維持・修理・管理。メンテナンスの必要性を判断して発注。年収400~600万円。

不動産仲介の営業

不動産仲介は物件を「見る目」が求められるが、作り手としての経験は物件の評価や説明の際にも役立つ。「重要事項説明業務」は宅建資格が必要。年収は500~900万円くらい。基本給+歩合給のケースが多く、営業成績により収入アップも可能。

施工管理・現場監督から転職する場合には大手の転職エージェントがおすすめです。
これらの「施工管理の経験を活かせる仕事」も「全く別の仕事」においても求人の質・量やサポート体制は最高レベルです。どんな選択肢が自分に合いそうか?話を聞いてみましょう。

施工管理・現場監督からの転職でおすすめの転職エージェント

1-2. 施工管理は辞めずに他の企業に転職する

今、施工管理は超がつく人材不足なので、同職種への転職ならば引く手数多です。
施工管理の仕事そのものは、やりがいもあり続けたいけれど、今の職場から労働条件や環境の良い職場に転職したいと言う人は多いでしょう。

労働環境は企業によって非常に異なります。建設・土木業界は、ゼネコンや元請けをトップに下請けが現場作業を実施するというピラミッド構造が大半です。上位の方が労働環境や賃金も良いのが一般的です。
施工管理はどこも人材不足ですから、転職では非常にチャンです。
施工管理から転職したいと思う理由はいくつも重なっている人が多いと思いますが、理由別の選択肢をみてみましょう。

転勤や広域異動が大きな理由で転職したい人

大手になるほどエリアも業務範囲も広いので、転勤・異動は避けられませんよね。地元密着型の建設会社や工務店は選択肢でしょう。最近は「転勤なし」の求人も増えていますから、転職エージェントに相談してみましょう。

労働時間・休日などが大きな理由で転職したい人

日本建設業連合会に「週休2日推進本部」が設置され、遅ればせながらゼネコンを中心に労働環境改善が動き始めました。小規模の事業所は人手のやり繰りが大変なので、一定規模の会社への転職を考えるとよいでしょう。

激務が大きな理由で転職したい人

現場終了後の業務の多さも悩みです。大規模工事になるほど業務は多岐に渡り、書類や資料整理も膨大です。造園工事やハウスメーカーなど、業務特化型の企業が狙い目です。

給料や福利厚生が大きな理由で転職したい人

給料を優先するならゼネコンです。40代で年収900~1000万円くらいです。中堅ゼネコンも大手と遜色ないレベルなので、中堅ゼネコンも良いでしょう。ゼネコン以外では住宅などの各分野のトップ企業が選択肢でしょう。

2. 施工管理から転職するか迷ったときどうすればいいか

施工管理を辞めて転職するかどうか?もし、職種を変えるとしたら迷いますね。
迷った時の考え方と、成功例と失敗例を紹介しますので、参考にしてください。

2-1. 転職するか迷ったときの考え方

転職にはリスクが伴います。まして職種を変えるのはゼロからのスタートです。
しかし問題を抱えたまま現職を続けることで、問題がさらに大きくなる場合もあります。
転職するか迷った時には、問題を整理してみましょう。解説します。

STEP1.施工管理から転職したい(施工管理を辞めたい)原因は何か?

おそらく辞めたい理由は、一つじゃなく幾つか重なっているでしょう。
それらを全部書き出した上で、下記の3つに整理します。

  • 経験を積めば改善しそうなこと
  • 何とか耐えられること
  • どうしても耐えられないこと

現場の職人さん達との関係や板挟みが耐えられないという人もいるでしょう。
若い施工管理技士ですと、職人からバカにされるということは多々あります。しかし、経験を積めばこの問題は改善される可能性がありますね。
このように、辞めたい理由について深堀りして考えてみてください。

STEP2.その問題は現職では解決できないことか?

労働条件や環境が問題ならば、会社・上司に相談してみましょう。
転勤など会社全体の制度の問題でも、交渉の余地はあります。今は施工管理の人材が不足しているので、会社側も辞められるよりは何とか続けられる方法を模索することが充分考えられます。
家庭の事情や自分の体調など、改善を待っていられない場合は転職が選択肢になるでしょう。

STEP3.転職して何を実現したいのか?それは転職して叶うか?

施工管理・現場監督から転職を考える場合に最も重要なのが「転職して何を叶えたいのか?」です。
それは「仕事に何を求めるか?」ということにつながります。
「長時間労働を解決したい」という理由で転職したとしても、充実感がないという不満を抱く場合もあります。現状の不満解消のための転職では、上手く行きません。
大事なのは、新たな仕事・職場を得て、自分が何をしたいのか?ということです。

STEP4.転職した場合の経済的状況を把握しておく

一家の大黒柱として家計を支える人は、経済的変化を把握しておくことが大事です。
同業他社への同職種転職ならば、給料アップも可能です。しかし未経験転職となると、最初は給料ダウンするケースがほとんどです。
また、退職金算定などで不利になる場合もあります。

2-2. 施工管理からの転職で「成功例と失敗例」

施工管理からの転職について、成功例と失敗例を挙げます。

2-2-1. 施工管理から他職種に転職した場合

施工管理から転職した成功例

子供が生まれたのをきっかけに、資材メーカーの営業に転職。毎日まともな時間に家に帰れるようになり、家庭生活が円満になった。

施工管理から転職した失敗例

施工管理の仕事自体は嫌いではないが体力的にキツく、設備管理に転職。仕事は楽になったが、殆どルーティンワークで仕事の面白みはない。

施工管理から異職種に転職する場合は、自分のキャリア設計をしっかり考えることが大切です。
業界の将来性、仕事への価値観などを含めて、自分が望む働き方を実現できるといいですね。
転職エージェントはキャリア相談にも応じてくれるので活用してみましょう。

2-2-2. 施工管理で他の同業他社に転職した場合

施工管理のまま他の企業へ転職した成功例

中堅ゼネコンから、鉄道関連の企業に転職。専門性が高いが、取引業者も職人も付合いの長い人が多く、落ち着いて仕事に集中できるようになった。

施工管理のまま他の企業へ転職した失敗例

前職よりかなり給料が良いので転職した。しかし転職先の会社では、人を育てる姿勢がないためか、人の入れ替わりが多い。そのため現場でもトラブル続きで、雑な仕事も多い。転職前にしっかり情報を集めておくべきだった。

施工管理の職場環境や労働条件は、会社によってかなり差があります。
同職種への転職でも、事前の情報や評判を調べておくことが大事です。
転職エージェントを活用してしっかり情報を聞いておくと良いでしょう。

2-2-3. 施工管理から転職せず、仕事を続けた場合

施工管理から転職しなかった成功例

中堅ゼネコンから、鉄道関連の企業に転職。専門性が高いが、取引業者も職人も付合いの長い人が多く、落ち着いて仕事に集中できるようになった。

施工管理から転職しなかった失敗例

現場の職人の方が知識経験もあり初めはやりにくかったが、率直に意見を訊いたりするうちに信頼関係が築けるようになった。相手の懐に飛び込んで行くことも大事だと分かった。

何とか頑張って仕事に慣れてきたと思ったら、現場を掛け持ちすることになった。夜間工事もあり、睡眠時間が本当に少なくなった。このまま続けると事故を起こしかねないし、もう身体が限界。仕事量が減る見込みはなく、辞めるしかないのかなと考えている。

施工管理の仕事がきつい・辞めたいけど、しばらくは辞められない事情がある方については「施工管理がきつい!仕事を辞めたいほど辛い時の対処法」で思考法や対処法について解説しています。

2-3. 悩むのは成長したい証拠。悩んだら一歩踏み出すのがポイント

転職するか迷っている時点では、
①現職を続ける
②同業他社の施工管理に転職する
③施工管理を辞めて他職種・他業界に転職する

と3つの選択肢があります。

ありたい姿と現在のギャップを解消するために、どんな方法が良いか?
現職を続けるにしても、10年後をイメージしながら広い視野で考えることが大切です。

施工管理は危険と隣り合わせですから、悩みを抱えたままの状況をズルズルと続けていると、集中力を欠きケガや事故を招きかねません。体力的・時間的に無理をしている方は、病気のリスクも高まります。

30歳過ぎの場合は転職するなら少しでも早い方が良いので、時間も勿体ないです。
転職する・しないに関わらず、問題改善の行動を起こすと気持ちも軽くなります。
迷ったら、とにかく一歩踏み出してみましょう。

3. まずは気軽な相談相手を作るところから始めよう

広い視野で考えると言っても、自分だけでは限りがあります。かと言って、転職の相談は誰にでも出来るわけではありません。そんな時は、気軽に転職エージェントに相談してみましょう。

3-1. 転職エージェントというサービス(転職支援サービス)

転職エージェントは企業と求職者をマッチングする転職支援サービスです。
一人一人に専任のキャリア・アドバイザーが付いて、求人紹介から採用選考まで転職活動の全てをサポートしてくれます。
優良企業の中でも転職エージェント経由でしか求人募集していない企業は多いですし、企業の内情や内定者の情報を熟知しているので、転職活動を成功させるには活用は必須です。

施工管理・現場監督から転職する場合には大手の転職エージェントがおすすめです。以下の中から2〜3つ選んで登録して転職活動をはじめましょう。

施工管理・現場監督からの転職でおすすめの転職エージェント

3-2. 転職エージェントは、こんなサポートをしてくれる

転職エージェントは、具体的には下記のようなサポートをしてくれます。

  • 求職者の経歴や要望などを聞いて、キャリア相談に応じてくれる
  • 条件に合う会社選びのアドバイス、求人の紹介
  • 応募書類作成のアドバイスや添削
  • 求人先への応募手続き
  • 面接選考のアドバイスや対策などのサポート
  • 面接選考の日程調整やセッティングをしてくれる
  • 入社時期や給料交渉、入社手続きなどの面倒な交渉を代行してくれる
  • 応募企業の求人背景や社内の雰囲気などを教えてくれる

特に、未経験分野への転職はミスマッチが起こりやすいので、転職エージェントを利用しましょう。

3-3.転職サイトで情報収集する

転職サイトは、担当者は付かず、自分で求人情報を検索してサイトから応募します。
マイペースで気軽に転職情報をチェックできるのがメリットです。
転職するか迷っている場合でも「とりあえず登録して求人を見てみる」のと「転職診断サービスを使ってみる」のはおすすめです。

おすすめの国内大手の転職サイト
  • リクナビNEXT業界最大手のリクルート運営。無料の強み診断ツールもおすすめ:グッドポイント診断
  • doda業界No2のパーソナル運営。スカウト機能や転職フェアが非常に充実しています。
転職サイト利用のポイント
  • 転職活動に役立つ転職ノウハウが充実
  • 業界や職種ごとの求人動向や分析
  • 転職セミナーや転職講座、転職フェアなどの開催
  • 自己分析ツールや強み診断ツール、市場価値診断など
  • 未経験転職や女性活躍、ミドル転職などの特集コーナー
  • 求職条件を設定しておくと、条件に合う求人案件を連絡してくれるサービスもある

転職エージェントと転職サイトは、どちらも無料で利用できますので、組み合わせて上手に利用しましょう。

4. 施工管理からの転職を成功させるための重要なポイント

施工管理から同職種への転職ならば、会社が違っても、業界習慣や文化など似ている部分が多いので馴染みやすいでしょう。しかし他分野への転職となると、慣習や文化そのものが違い「こんなはずではなかった」という失敗が起こりやすいものです。

建設業から他分野に転職する場合のポイントを解説します。

4-1. 転職活動の注意点

施工管理から他分野への転職となると、未経験職種となりゼロからのスタートになります。
転職活動の際の注意点を挙げましょう。

  • 職種未経験の求人もあるが、多くは30歳未満。未経験転するなら、20代のうちに。
  • 自己分析とスキルの棚卸をしっかり行い、自分の強みを把握する
  • 業界研究・企業研究や評判など、事前に出来るだけ情報を集める
  • 在職中に転職活動し、内定を得てから退職する

4-2. 履歴書

履歴書では、学歴・職歴、志望動機、通勤(転勤)可能か、健康状態など、第一次のスクリーニングです。

  • 手書きの指定がなければ、履歴書フォームをダウンロードして入力しても可
  • 学歴は一般的には、最終学歴のひとつ前からで良い
  • 資格は施工管理技士の1級があれば2級の資格は記入しなくてよい。資格名の表記は正確に。
  • 趣味に関わる資格などは趣味の欄に記入
  • 履歴書の写真は印象への影響が大きいので、専門の写真館で撮影する。撮影時の服装や髪型にも注意。

4-3. 職務経歴書

職務経歴書が書類選考の本丸です。
実務能力の有無、応募意欲、転職履歴、社風に合うかなどを見られます。

他の分野に応募する場合、相手は施工管理のことをあまり知らず、「現場で指揮する仕事」くらいにしか知識がないでしょう。ホワイトカラー系の仕事の場合、事務スキルに不安を抱く採用担当者もいます。施工管理の業務は幅広く、書類作成スキルやPCスキルに長けている人が多いでしょう。交渉能力や調整能力もあるはずです。施工管理で身に付けたスキルが相手に伝わるように書くことがポイントです。

  • 職務経歴書は使いまわしせずに、応募先毎に合わせて作成する
  • どのように業務をやって来たのか?仕事のイメージが相手に伝わるように書く
  • 経歴の羅列ではなく、施工管理で得たスキル・経験が応募業務にどのように活かせるかをアピールする
  • 応募業務に合わせた見出しや要約などを入れて、読みやすい工夫をする
  • 施工管理から転職して取り組む意欲を示す

応募書類は、転職エージェントに添削アドバイスを受けましょう。
企業の求める人材像を詳しく聞いて、自分の強みをアピールすることが大事です。
しかし新たな事業展開などで、求人時にあまり詳しく表示できない場合もあります。
応募先の「求める人物像」が曖昧な場合は、転職エージェントに突っ込んで聞きましょう。

4-4. 施工管理から転職の「志望動機」

他の分野に転職する場合は、志望動機は非常に重要です。
採用側にとっては、自社で活躍してくれるかどうかが最も重要です。
採用側が期待するポイントと志望動機がマッチしていれば採用の可能性が高くなります。

応募者の仕事観を知るために、退職理由を訊かれることも多いです。
そのために、まず自分でしっかり考えておくことが大事です。

  • なぜ施工管理になったのか?
  • なぜ辞めるのか?(なぜ転職するのか?)
  • 応募先企業に転職して何を叶えたいのか?

自分なりの仕事観が貫かれていれば良いです。

4-5. 施工管理から転職する際の「自己PR」

施工管理の仕事は、技術的なこと以外に、実に多様なスキルが求められますね。
施工管理を経験していると、他の分野の仕事でも活かせるスキルが沢山あります。

自己PRでは、「前職の仕事を通じて○○の経験を積んで来たので、御社の○○の業務に活かせると考える」というように、仕事経験をもとにPRするのがポイントです。

参考までに、施工管理の仕事で身に付くスキルを挙げます。
応募業務に求められるスキルを重点的にPRしてください。

施工管理の仕事で身に付くスキル
  • 書類作成、報告書、積算作成などの資料作成能力と迅速・正確さ
  • 計画力、目標(工程)管理能力
  • 重要度や緊急度を考えて対応する判断力
  • 交渉力・調整能力
  • 信頼関係構築力・コミュニケーション能力
  • 統率力、チームマネイジメント
  • 協調性、チームワーク力
  • 責任感・粘り強さ

5. 施工管理・現場監督からの転職に関してよくあるQ&A集

施工管理・現場監督からの転職に関して、よくある質問と回答例を紹介します。

5-1. 女性で施工管理から転職したい

Q) 建築業の施工をやっていますが、現場は男性中心で、トイレや更衣室なども女性用がなく、女性というだけで厄介者扱いの空気を感じており施工管理から転職を考えています。

A) せっかく建築施工の資格があるのであれば、設計の方に転職するのも選択肢です。オフィス関連のプランニングや内装、デザインなどは女性の視点も活かせるでしょう。住宅やリフォームの営業も建築施工の知識が役立つでしょう。

5-2. 男性で施工管理から転職したい

Q) 29歳ですが施工管理から他の職種への転職を考えていますが、未経験で正社員への転職は可能でしょうか?

A) 男性ですと、安定性や給料が問題になりますね。飲食・サービス業や介護は未経験でも正社員求人はありますが、給与水準は低いです。営業職は正社員求人も多く給料も高いのでおすすめです。未経験職種は20代のうちに転職した方が良いでしょう。

5-3. 20代で施工管理から転職したい

Q) 新卒で施工管理技士として就職して2年目の25歳ですが、辛くて辞めたい。現場の仕事から内勤の仕事に転職したいが可能でしょうか?

A)  1~2年では職歴として認められないので、できれば現職で3年位は続けてから転職する方が選択肢は広くなります。ただ身体を壊してからでは遅いので、無理そうだと思ったら転職した方が良いでしょう。3年未満の転職では「また直ぐに辞めるのではないか?」と思われるので、転職の目的を明確にすることが大切です。

5-4. 30代の施工管理の転職

Q) 今の会社は転勤や広域異動が多く、転職を考えています。30代でも正社員への転職
は可能でしょうか?

A) 30代で未経験OKの正社員求人は、経験や熟練を必要としない職種が多いので、給料も低い傾向です。30代ならば、施工管理の知識・経験が活かせる建築業・土木関連の仕事を探すと良いでしょう。転勤なしや地域限定の仕事もあります。設備管理・不動産管理会社などは、担当地域が大体決まっている所が多いです。

5-5. 40代の施工管理の転職

Q) 40代ですが、現在の会社は労働環境が悪い上に残業が多く、この先身体が持ちそうにありません。体力的に負担の少ない仕事に転職を考えていますが、可能でしょうか?

A) 40代になってから未経験で施工管理から転職するのは職種が非常に限られますし、給料は大幅にダウンするでしょう。同職種または関連職種で、施工管理の経験・資格を活かせる仕事を探すのがおすすめです。施工管理の受注側の経験を活かして、発注側の検査などの仕事もあります。広い視野で探してみましょう。

5-6. 施工管理から公務員への転職

Q) 公務員に転職したいと考えています。

A) 地方自治体の公務員は、一般職と技術職があります。一般職の受験資格は自治体毎に年齢制限があり、30~35歳位が上限です。社会人枠は経験年数が概ね5年以上で、30歳以降でも受験可能です。しかし社会人枠は競争率が高いです。建設や土木の技術職は不足傾向なので、技術職は可能性が高いでしょう。臨時募集することもあります。地方自治体の公務員採用状況は自治体や年度によって異なるので、希望の自治体に確認してください。

5-7. 学歴が高卒の施工管理の転職

Q) 高卒で建設の仕事をしながら2級土木施工管理技士の資格を取りましたが、転職を考えています。高卒の学歴で転職は可能でしょうか?

A) 職種によります。一般的にホワイトカラー系の職種は大卒条件が多いです。サービス産業などは学歴不問の求人もあります。ただ折角施工管理の資格があるなら、建設・土木関連の仕事で希望に合う会社を探す方が好条件で転職できます。

5-8. 結婚や子育てをしながらでも施工管理の仕事を正社員で続けられるか

Q) 結婚後も施工管理の仕事を続けたいと思いますが、子育てしながらでも続けられるでしょうか?

A) 現場の仕事は体力的にも時間的にもキツイので、正社員で家庭との両立は難しいかもしれません。積算や設計など、内勤の部署があれば異動願いを出すのも選択肢です。まず上司に相談してみましょう。

6. まとめ

施工管理はやりがいのある仕事ですが、会社によって労働環境が非常に異なります。
建設・土木業界は男社会で荒っぽく、性格的に合わない人もいるでしょう。

どうしても耐えられないことがあるのならば、他の職種に転職して軌道修正するのが良いです。
施工管理の仕事は続けながら、より良い条件の他社に転職する選択肢も有力です。

自己分析をした上で、将来の人生設計やキャリアをしっかり考えることが大切です。

より良い転職先を探すには、広い視野と情報量が必要です。
転職エージェントに相談するのが、施工管理からの転職成功のポイントです。
忙しい施工管理の仕事をしながらでも、転職相談が可能です。

現状に問題があるのなら、まず行動することが何よりのリスクヘッジです。
最初の行動の一歩として、この記事がお役に立てれば嬉しいです。