施工管理がきつい!仕事を辞めたいほど辛い時の対処法

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施工管理の仕事は本当にきついので、3Kどころではないですよね。
辛くて辞めたいと思う人も多いでしょう。
一方で、施工管理として就職したからには、それなりの動機もあるはずです。

そこでこの記事では、
・施工管理の仕事がきついと思ったらどうすればいいか?
・施工管理を辞めるか続けるか?判断のポイントや対処法

を中心に徹底解説をしていきます。

1. 施工管理・現場監督の仕事がきついと感じる12の理由

施工管理の仕事が辛い・きついと感じる理由を挙げてみましょう。
体力的には勿論、板挟みの精神的ストレス、何と言っても長時間労働は施工管理の悩みです。
施工管理の仕事が辛い・きついと感じる理由を挙げてみました。

  • 早朝から深夜までの長時間労働。現場終了後の事務作業が大量にある
  • 休みは週一取れれば良い方で、現場によっては1ヵ月休みなしの時もある
  • 現場は冷暖房などなく、騒音やホコリで労働環境が悪い
  • 少しのミスが事故につながり、危険がつきまとうストレス
  • 現場の異動・転勤・出張が多く、生活が落ち着かない
  • ムリな工期や設計変更など、理不尽な板挟みのオンパレードで、精神的に負担
  • 残業や仕事の大変さの割に、給料が安い
  • 現場労働者は荒っぽい人が多く、暴言が飛び交う
  • 現場監督と言いながら、作業員が足りない時は現場仕事や雑用も多い
  • 若い内はいいが、家庭を持ったり、年を取ったらやっていけない
  • 現場近くの宿舎で寝泊まりすることが多く、自宅に帰れない
  • 現場のトイレ・下ネタ・呑み会など、女性には耐えられない

以前にも、都内の競技場の建設現場で若い現場監督が過労自殺したことがニュースになりました。
他人事とは思えない方もいるでしょう。

やっと動き出した、週休2日

「建設業で週休2日なんて、とても無理」というのが業界の現状でしょう。
建設業の働き方改革には、業界を挙げての取組が必要です。
国土交通省では、「適正工期設定等のためのガイドライン」を指針として策定しました。
日本建設業協会では「週休二日実現計画」を、2017年に策定し推進しようとしています。
2019年度末までに4週6閉所以上、2021年度末までに4週8閉所以上の実現を目指すとされています。
公共事業でも週休2日を導入する自治体も増えては来ましたが、まだ道半ばです。
建設業全体に波及するには時間がかかるとしても、将来的には改善の見込みはあると言えます。

2. 施工管理の仕事を辞めるべきか、続けるべきか?

こんなに辛い・きつい仕事では、辞めたくなるのも無理はありません。
しかし、いざ辞めるとなると迷いますよね。
施工管理を辞めるか、続けるか?考えるための参考として、ケース別の事例と判断のポイントを解説します。

2-1.施工管理の仕事を辞めるケース別の事例と教訓

辞めるか続けるか?辛い状況で迷っている時には、以下の3つが選択肢としてあります。

  1. そのまま今の会社を続ける
  2. 施工管理の仕事を辞めて、別の職種に転職する
  3. 今の職場を辞めて、別の会社に施工管理として転職する

それぞれの事例を紹介しましょう。

2-1-1. そのまま職場に残るケース(施工管理を続ける)

「新人の頃はトラブルの度にうろたえて上手く対応できず、上司や職人に怒鳴られるばかりで正直辞めたいと思っていた。
きつい・辛いと何度も思っていたが踏みとどまって先輩のやり方を見て段取りのコツを覚え、現場監督のやりがいも判ってきた。トラブルは日常茶飯事だが、問題を乗り越えて現場を上手く回せると充実感がある。」

ちょっと踏みとどまって困難を乗り越えたことが、やりがいと成長に繋がったケースですね。特に施工管理は、入職後の職場適応の壁が高いです。先輩をお手本としたり、目標を持つなど、自分でも出来る努力をすることで、壁を乗り越えた好例です。現状で自分に出来ることはないか、考えてみましょう。

2-1-2. 即、施工管理の仕事を辞めるケース

「ゼネコンの施工管理で2年働いたが、あまりの忙しさに施工管理に見切りをつけて、システムの営業に転職。いざ転職してみると、商談がまとまるまで神経戦で長期間かかり、モチベーションの維持が大変だった。毎日の成果が積み重なって形となる施工管理の方が、日々の充実感はあったなぁと思う。でも、当然のように土日が休めるのは嬉しい。」

現状の不満が解消されたとしても、転職後に新たな不満が生まれることもあります。得られる満足と大変さとのバランスですが、他の仕事では別の意味での大変さやしんどい面もあります。自分が何を求めるかによって、続けるか辞めるかの判断は変わるでしょう。きついからと直ぐに辞めてしまう前に、現状の良い面も含めて冷静に振り返ることも大切です。

2-1-3. 施工管理として別の職場に転職するケース

「派遣の施工管理として働いていました。資格は2級土木施工ですが、その派遣会社はろくに教育指導もせずに専門外や未経験の現場にも送り込みます。そのため新しく入った人も、すぐ辞めていきます。転職エージェントを通じて、道路工事会社に正社員として転職できました。現場では先輩の指導もあり、会社は資格取得支援もしてくれるので、1級目指して頑張っています。」

転職のプロに相談して成功したケースですね。建設業界は会社によって待遇や労働条件が非常に違います。教育や待遇改善に前向きな会社を探して転職することは、業界全体の改善にもつながります。転職エージェントに相談してみましょう。

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2-2. 施工管理を辞めるか続けるかの判断のポイント

施工管理を辞めたい!と思ってはいても、本当に辞めるか?となると迷いますね。
転職すれば、何もかも上手く行くわけではありません。
辞めるか続けるか?迷った時は、現状の問題を整理して、自分が何を大事に考え、仕事に何を求めるのか?を考えることが大事です。

STEP1.自分が仕事に求める価値は何か?(仕事に対する価値観)

施工管理の仕事によって得られることは、収入以外に達成感や社会的評価など、色々ありますね。
収入が最優先の人もいれば、人の役に立つことに喜びを感ずる人もいます。

まずは仕事で得られる14の価値である以下の14項目で、自分が重要と思う優先順序をつけてみてください。

アメリカのコロンビア大学教授の ドナルド・E・スーパーがまとめた「14の労働価値」を参考に、施工管理の仕事がきついと思う時は「自分は何のために働くのか?」を改めて考えてみましょう。

14の労働価値 (ドナルド・E・スーパー)
  1. 能力の活用=自分の知識や能力を発揮できる
  2. 達成=良い結果が生まれたという実感が持てる
  3. 美的追求=美しいものを創り出せる
  4. 愛他人性=人の役に立てる
  5. 自律性=他人からの命令や束縛を受けずに、自分の力でやっていける
  6. 創造性=新しいものを創り出したり、新しいやり方を考える
  7. 経済的報酬=たくさんのお金を稼ぎ、高水準の生活をする
  8. ライフスタイル=自分の望むような生活を送れる
  9. 身体的活動=身体を動かす機会が持てる
  10. 社会的評価=社会に広く仕事の成果を認めてもらえる
  11. 冒険性=わくわくしうるような体験ができる
  12. 社会的交流性=色々な人と接点を持ちながら仕事ができる
  13. 多様性=多様な活動ができる
  14. 環境=仕事環境が心地よい

自分が重要と思う価値観と、仕事(会社)の価値観がズレてると、「何のために働いているんだろう?」というモヤモヤが生まれます。
あなたが重視する労働価値は何でしょう。「自分は何のために働くのか?」を改めて考えてみましょう。

STEP2.自分が求める価値が、施工管理の仕事で得られるか?

例えば、達成感や社会的評価・多様な活動を求める場合は、施工管理はとても合っています。
しかし、仕事環境やライフスタイルを重視する場合は、施工管理の仕事ではかなり難しいでしょう。

自分が仕事に求める重要な価値を把握したら、それが現職で得られるか(可能性があるか)を考えてみましょう。今すぐ得られなくても、経験を積めば実現できるかという観点で考えます。
自分が求める価値と合っていれば、今が多少大変でもやりがいがありますね。

自分が求める仕事の価値と現職が合わない場合は、続けるのは辛いのではないでしょうか。
現職を辞めるにしても、業界内で会社を変えれば良い場合と、施工管理の仕事そのものが合わない場合があります
自分の価値観と、会社の状況などをよく検討してみましょう。

施工管理の仕事は多様で重責であるだけに、仕事によって得られることは沢山あります。
一方、長時間労働など労働環境は大変厳しいのが現実です。
心身に無理を強いながら続けるより、軌道修正した方が良い場合もあります。

STEP3.施工管理を辞めることによる経済事情を考慮しておく

家族を養っている人は、経済事情と将来の生活設計を考えることも必要です。
転職の仕方や年齢にもよりますが、施工管理から転職すると年収ダウンすることも多いです。
それ以上に、転職先の企業や業界の将来性という問題もあります。

施工管理の将来性は?

ところで、東京五輪後の建設需要は下火になるという人もいますが、改修やインフラ維持管理など、施工管理の需要は減らないでしょう。ITの進歩により、多くのホワイトカラー系の仕事が置換される中、施工管理は人が必要です。働き方改革により残業時間は減る傾向にあり、施工管理の書類業務も、IT化により効率化される可能性は大きいです。今経験を積んでおけば市場価値も上がり、将来転職するにも有利でしょう。
将来性や安定性という面では、万一会社がダメになっても転職可能で、施工管理は大変だけど「食いっぱぐれのない仕事」と言えます。

3. きつい施工管理の仕事を辞めたい!おすすめの転職先

施工管理の仕事を辞めて、別の仕事に転職したい場合に、転職先はどのような仕事があるのでしょう? 施工管理の知識や経験が活かせるような仕事と、転職の方法を紹介します。

施工管理の経験を活かした営業職の転職先
  • ハウスメーカーや建設会社の営業職
  • 住宅設備や資材メーカーの営業職
  • 不動産仲介の営業職
施工管理の知識を活かした発注側の転職先
  • 不動産開発やデベロッパー
  • ゼネコンの営業や下請けへの発注・管理
  • 公務員として、土木や建設技術職
施工管理の資格を活かして別の職種で働く
  • 不動産管理会社などの設備管理や保守点検
  • 道路公団などの維持・保守点検
  • 設計やCADオペレーター

そのほか、未経験でもサービス業や飲食業界、介護業界、IT業界などは中途採用も活発です。
20代であれば、全くの未経験職種でも転職は可能です。
30代を過ぎての未経験転職はハードルが高くなります。施工管理の仕事と関連性のある業界・職種が良いでしょう。

施工管理の転職先については「施工管理・現場監督から転職。建設業やゼネコンからおすすめの転職先は?」でも詳しく解説しています。

3-2. 転職エージェントというサービス(転職支援サービス)

施工管理を辞めるかどうか迷っている場合、適切な転職先があるか?が問題です。
現場監督の仕事は只でさえ忙しく、求人情報などチェックする余裕がないのが現実でしょう。
そこでお勧めなのが、一人一人に合わせて転職支援をしてくれる転職エージェントの活用です。

登録すると専任のキャリア・アドバイザーが付いて、経歴や希望に合った非公開の求人を紹介してくれます。転職活動には不安が付き物ですが、アドバイザーに相談しながら進められるので心理的にも時間的にも助かります。

転職エージェントのサポート内容
  • 求職者の経歴や要望などを聞いて、キャリア相談に応じてくれる
  • 希望や経歴の条件に合う会社選びのアドバイス、求人の紹介
  • 応募書類作成のアドバイスや添削
  • 求人先への応募手続き
  • 面接選考のアドバイスや対策などのサポート
  • 面接選考の日程調整やセッティングをしてくれる
  • 入社時期や給料交渉、入社手続きなどの面倒な交渉を代行してくれる
  • 応募企業の求人背景や社内の雰囲気などを教えてくれる

辞めるかどうか、迷っている場合でも、まずは登録して相談してみましょう。
第三者に話すだけでも考えが整理できますし、転職の選択肢もあると思えば気持ちも楽になります。今すぐ転職しなくても、希望に合う案件が出たら紹介してもらうことも可能です。

施工管理・現場監督からの転職でおすすめの大手転職エージェント
  • リクルートエージェント:業界1位、求人数が圧倒的で、年収UPなどの交渉力も高く、全ての方におすすめ
  • doda:業界2位、求人の提案数が多く、面接対策に強い。とりあえず話を聞きたい人にもおすすめ
建築業界に特化した大手転職エージェント
  • RSG Construction Agent:建築業特化で大手。建築系エージェントではサポート充実度や信頼度でNo1を獲得

転職活動の肝は情報量です。豊富な優良求人とサポート実績を抱える大手の転職エージェントがおすすめです。

3-3. 転職サイトで情報収集して視野を広げる

転職サイトはマイペースで気軽に転職情報をチェックできるのがメリットです。
転職するか迷っている場合でも「とりあえず登録して求人を見てみる」のと「転職診断サービスを使ってみる」のはおすすめです。

おすすめの国内大手の転職サイト
  • リクナビNEXT:業界最大手のリクルート運営。無料の強み診断ツールもおすすめです。
  • doda:業界No2のパーソナル運営。スカウト機能や転職フェアが非常に充実しています。

4. 施工管理・現場監督の仕事がきつい時の対処法

施工管理の仕事はやりがいもあり続けたいけど、今の悩みが辛い・きついので何とかしたいという方も多いでしょう。殆どの悩みの原因は、工期や人員不足によるもので、これは会社都合や業界の問題です。
工期の適正化や建設業の働き方改革も着手されていますが、全体に浸透するまでには時間がかかります。個人で出来ることから、対処していきましょう。

4-1. 長時間労働がきつい悩み

長時間労働の元凶は、現場終了後の膨大な事務作業ですね。ITツールを使うのが近道です。施工管理アプリや工事写真の整理用ソフト、資材管理ソフトなどを活用すると、事務作業の効率化に大変効果があります。現場での情報共有にも役立ちます。

4-2. 休日出勤が辛い悩み

休日出勤になってしまうのは、工程の滞りや手戻りです。悪天候や設計変更はどうしようもないですが、来るはずの資材が届かないなどの連絡漏れや行き違いによる滞りは現場で防げます。
指示後に念押しの確認をするのは、地味ですが効果があります。

4-3. 労働環境がきつい悩み

安全対策や現場環境は、とにかく会社の上司に声を挙げていくことです。現場で出来ることは、基本動作の徹底と整理整頓と情報共有です。コミュニケーションがよく取れている現場は、作業員皆が夫々に整頓し互いに気遣います。危険を防ぐためには、率先して行動し、現場に徹底させるという地道な積み重ねが王道です。

4-4. 現場作業員との関係がしんどい悩み

現場で飛び交うきつい暴言や、強面の人も多く対処が難しいこともあります。現場の職人や作業員とは日頃からまめに声掛けをして、話しやすい関係を築いておくことが大事です。挨拶や指示の時に、褒めるとか感謝の言葉を一言付け加えるだけでも関係は良くなります。上手くやっている先輩の行動を参考にしたり、相談してみると良いでしょう。

4-5. 転勤や異動で生活が落ち着かず辛い

大規模な会社は全国区で、転勤や広域異動はかなりありますね。転勤したくないという場合は、地域限定の建設会社も選択肢です。転勤ありの会社でも、優秀な施工管理人材は手放したくないので、スキルを積んで会社と交渉する道も充分ありです。

4-6. 急な変更やトラブルが多い悩み

新米の現場監督は悩まされる問題ですが、ベテランは「またか」と慌てずに対応しています。
その差は、先読み力と段取り力の違いです。優秀な現場監督は、「上手く行かなかった場合はこうしよう」と、工程表を見た段階で色々な対策を考えています。また現場では、職人や作業員を適材適所に配置することがトラブル防止につながります。日頃から観察力を磨くことが大切です。

4-7. 大変な仕事の割に給料が安い悩み

残業申請が足切りされる場合も多いでしょう。危険もあり、多様なスキルを要求される割に収入が恵まれない現実はあります。建設業界はピラミッド構造なので、元請けに近い方が待遇は良いです。スキルを積んで、上方転職を目指すのも対処法です。

4-8. 現場のトイレや飲み会がきつい悩み

女性は勿論、男性も不満を抱える人は多いですね。トイレ対策は現場近くで利用できるコンビニや公園などのトイレを事前にチェックしておくとよいです。また飲み会も悩みの種ですね。飲み会もコミュニケーション手段として大事なので、「仕事が残っているので30分だけ」などと角の立たないように工夫しましょう。

前述したように、これらの悩みの根本は、業界の構造的な問題です。
改善されるまで、身体が持たないという方もいるでしょう。
辛さを我慢しながらでは、ストレスも倍増してメンタルに障害を来すこともあります。
きつい・辞めたいと思ったら労働条件の良い同業他社に転職する、あるいは施工管理を辞めて他の仕事に転職するのも選択肢です。

5. 施工管理がきつい!辞めたい!よくあるFAQ集

施工管理の仕事がきつい、施工管理を辞めたいと思う際に、よくある質問と回答例を紹介しましょう。

① 女性の施工管理で仕事がきつい

Q) 入社2年目です。現場監督の仕事以外に、掃除や雑用は女の仕事とばかり当然のように回ってきます。女性は下に見られているように感じます。日焼けや睡眠不足で肌も荒れ放題。もう辞めたいです。

A) 男性でも新米時代は掃除や雑用は当然です。現場監督は、工期内に無事完了させることが仕事で、それが出来れば女も男も関係なく職人さん達も認めてくれます。確かに女性は下に見られることは多いですが、それ以上に女性の笑顔や気配りが現場を和ませる威力は強力です。女性に話かけられると内心は嬉しいという人は多いです。男と同等に張り合うよりも、女性だからこそ出来る強みを発揮すると良いでしょう。

② 新卒で施工管理を辞めたい

Q) 入社して1年目です。早朝から深夜まで働き詰めで、きついです。休日でも他の現場に駆り出されることもあり、もう限界です。職場の先輩を見ても忙しさは変わらずで、ずっとこの生活が続くと思うと辛いので辞めたいです。

A) どこの職場でも、新米は下積み期間があるでしょう。ただ体力的に限界なのであれば、転職も選択肢でしょう。しかし1年程度で離職すると不利になる場合もあります。まず会社の上司や労務部に相談してみましょう。転職する場合は、転職目的をしっかりと考えることが大切です。

③ 施工管理からの転職で失敗しないには

Q) 施工管理から他の仕事に転職を考えていますが、転職のポイントを知りたいです。

A) 施工管理から他の職種への転職で重要なポイントについては、「施工管理・現場監督から転職。建設業やゼネコンからおすすめの転職先は?」で詳しく解説していますので参考にしてください。

④ 電気工事の施工管理を辞めたい

Q) 電気工事の施工管理ですが、夜間の仕事も多く、勤務時間が不規則で慢性的に睡眠不足できついです。将来、家庭生活にも支障がありそうなので、辞めたいです。

A) 新築を主とする住宅建設会社などであれば勤務時間は大体一定しているでしょう。個人向け住宅であれば、書類仕事もそれほど多くはなく夜は早く帰れます。電気工事の施設管理は求人も多いですから、今の会社でなくても自分の希望する働き方があるでしょう。転職エージェントに相談してみることをお勧めします。

⑤ 土木の施工管理がきつい

Q) 宅地造成が主の建設会社ですが、工事が始まると殆ど現地の宿舎暮しで、私生活がまるでありません。現場を転々とする生活でこのままでは結婚もできず辛いです。転職しようかと考えています。

A) 土木施工管理の経験者は引く手数多です。土木技術者は地方自治体でも人手不足なので、公務員への転職も選択肢です。地方自治体なら転勤もなく基本的に週休2日です。また道路公団などは大体エリアが決まっています。維持管理や検査立合いなどは、泊込みは殆どないでしょう。

⑥ 建築の施工管理がきつい

Q) 中堅ゼネコンの建築施工管理ですが、会社と現場の板挟みで毎日ストレスできついです。元々ギリギリの工期なのに設計変更や無理難題を言って来ます・・・。

A) 工期はどこの現場でも悩みの種です。工期の悩みから脱出するには、発注側に転職するのも選択肢です。元請け率の高い建設会社や地方自治体などを検討してみると良いでしょう。建築施工ならば、社内の設計部門などへの異動願いも考えてみましょう。

⑦ 空調設備の施工管理がきつい

Q) 空調設備の施工管理をやっていますが、いつも工期遅れのシワ寄せで振り回されます。あちこちから文句は言われるし、大変な割に給料が安くきついです。

A) 空調設備業は中小企業が多く、給与水準はあまり高くはありません。経験を積んで、業界大手に転職するのも方法です。大手不動産系列の持ちビルの設備管理なども検討してみると良いでしょう。

⑧ 派遣の施工管理がきつい

Q) 派遣の施工管理をしています。派遣に回って来るのは雑仕事が多く、スキルアップになりません。サービス残業も多く、営業担当に相談しても改善されずきついです。

A) 建設関係の派遣会社は待遇や条件が実に様々です。力のない派遣会社の場合は、派遣社員にシワ寄せが行くことが多いです。派遣は期間の上限があるので、継続的なスキルアップが難しいでしょう。施工管理は人手不足なので、正社員になるチャンスです。まずは転職エージェントに登録して相談してみましょう。

6. まとめ

施工管理は本当にきつい大変な仕事です。
それでも、続けている人も多くいます。
仕事は辛くて大変でも、施工管理だからこそ得られる満足があるからでしょう。

施工管理として現場に赴任すると、新入りであれ一応は現場の指揮官です。
他の職種で、新入3年未満で司令塔として采配をふるえる仕事は滅多にありません。

施工管理は責任も大きく、色々な意味で「中身の濃い」仕事です。
業務の多様さ・難しさは半端なく、それだけにやりがいもある仕事と言えます。

ただ、ある程度経験や技術を積まないと、施工管理のやりがいや面白さは得られないのも事実です。また、建設業界の慣習や労働環境に問題が多いことも事実です。

何を求めて施工管理になったのか?自分は仕事に(人生に)何を求めるのか?を自問自答して
その上で、今の施工管理の仕事を辞めるのか続けるかを考えると良い
でしょう。

きつい・辛いと思ったら、転職エージェントに相談してみるのも方法です。
転職先の選択肢が色々と見えてくると、今の位置づけや自分の気持ちがはっきりする場合もあります。きついモヤモヤを抱えているより、一歩行動してみましょう。

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