保育士の服装を選ぶポイント【保存版】春夏秋冬や保護者にも合わせるコツ

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毎日のように保護者から子どもの体調などについて口頭で話をしたり、お散歩で保育園の回りの地域の方とすれ違ったりとたくさんの人と顔を合わせる機会が多い保育士。保護者は、こちらが思う以上に保育士の服装、髪形などの身だしなみをよく見ています。

好印象を与えることは、その後にコミュニケーションを作っていく上で大切な要素となります。

でも、保育士の服装といっても「保育士=ジャージやエプロン」のイメージが強いですよね。では、子どもはもちろん、保護者の方にも好印象の服装とはどんなものでしょうか?

そこで、ここでは気持ちよくお仕事をしていくためにも、保育士の服装を選ぶポイントや気を付けたい点、実際に先輩保育士はどこで買っているのかなどについてお話ししていきます。

1. 保護者にも好印象の服装とは

毎日のように顔を合わせる保護者。保護者といっても、お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんの場合もあるので幅広い年齢層と顔を合わせることになります。だからこそ、どんな風に思われるのか気になるところですよね。

人は一般的に見た目からの情報から判断することが意外に大きく、その与える印象でこちらから発信する情報がスムーズに入っていくかどうかが決まることも。(実際に、初対面の人の印象は数秒で決まるとも言われています。)

では、まず保護者にも好印象の保育士の基本的な服装についてお話ししていきます。

1-1. 保育士の基本の服装

教えて!保育士さんの毎日の服装にも紹介されていますように、保育士は仕事着のまま出勤か職場で着替えの2パターン。どのような服装が好印象をもたれるのか、基本的な服装をご紹介します。

・ジャージや洋服

子どもは色の刺激に敏感ですので、赤などの強い色彩の刺激を受け、興奮してお昼寝ができなくなってしまう場合もあります。

また、Tシャツに子どもが怖がりそうな絵が描かれているものも避けたいデザインです。子どもが怖がって近づきにくくなります。一度の印象だとしても、子どもはよく覚えています。着ているものの印象だけで、怖い先生とは言われたくないですよね…

そして、過度に露出してしまう服装も避けましょう。抱っこやおんぶでかがんだ姿勢をとることが多いので、特に胸元がガバッと開いているようなデザインのもの、股上が浅いズボンは下着が見えてしまう可能性がありますので保育士にとっては清潔感を欠くファッションです。

子どもや保護者に好印象をもたれるためにも、派手な服装は避けたいですね。

・エプロン

保育士にとってのエプロンは、子どもたちと遊んだり食事を補助したりして汚れることも多いため、必需品となります。予想しないことで汚れることも少なくないので、個人用ロッカーがあれば、予備で1枚を保育園に置いておくと安心ですね。

保育園で使うエプロンは、以前は無地やチェック柄などのシンプルなものが主流でしたが、最近はキャラクターものや可愛い動物がついたものなど、デザインも豊富なので、エプロンでおしゃれに着こなすことも可能になってきました。では、保育士にとってのエプロンはどんなものが良いのでしょうか?

  1. 肩紐がずり落ちにくいタイプのもの
  2. ポケットがついているタイプ
  3. 着脱しやすいタイプ

がおすすめです。

〈1.のタイプのメリット〉

子どもを抱っこしたりおんぶしたり、おもちゃや教材などを運んだりして基本的に動いている時間が一日の大半となる保育士。肩紐がすぐに落ちてくると、そちらが気掛かりになったり、気崩れてしまったりすることもあります。ですので、子どもに集中するためにも肩紐がずり落ちにくいタイプのものがおすすめです。

〈2.のタイプのメリット〉

保育士はお仕事中に、メモをとるためのボールペンやメモ帳、汚れを落とすためのハンカチやタオルなどが必要です。そのため、大きめ・深めのポケット付きのエプロンはそれらの必要な道具を入れるのに便利です。そのため、大きめ・深めのポケットがついたものを選ぶことがベストになります。

また、子どもの興味を引くアイテムを身に付けておくと、子どもたちに人気者になれますのでポケットに縫いぐるみなど忍ばせておくと良いですよ♪

そして、保育園によって方針が違うため一概には言えませんが、外遊び用と食事用など、目的別でエプロンを分ける保育園が多いです。また、衛生的な面からトイレに入るときにはエプロンは脱ぎます。1日のうちにエプロンの着脱回数は意外に多いため、着脱のしやすさもエプロン選びに重要なポイントとなります。

・靴、靴下

基本的にこれらの制限はありません。ただ、動きやすい服装が求められる職場となりますので、靴はインヒールのものやブーツのようなファッション性が高いものよりもスニーカーのような動きやすいシューズタイプがおすすめです。

また、クロックスのような脱ぎ履きしやすいものは、園庭やプール回りなどで活躍しますが、お散歩の時には脱げやすいためNGですので気を付けましょう。

・髪飾り

髪の毛が長い人は、ゴムで結ぶなどして子どもに髪の毛がかからないようにしましょう。このときに気を付けたいのが髪飾り。普段使いでは可愛いポイントになるものですが、保育士にとってはNGアイテム。

ピン部分が子どもに当たって怪我したり、肌を傷つけたりする恐れがあることと、子どもが気になって触ってしまうので特に赤ちゃんクラスでは誤飲の原因にもなってしまうからです。同じ理由でビーズやビジューなどがついたヘアゴムも控えた方がベストですね。

1-2. 服装を選ぶポイント

保育士として働くための服装のポイントは、動きやすさです。保育の妨げにならないような動きやすい服装を選びましょう。

具体的にお話すると、ジャージやストレッチパンツのような伸縮性のある洋服が適しています。アクティブに動けるイメージのあるジーパンは、生地が硬いので、とっさの場合の対応が出来にくいので不向きです。

1-3. 保育士としてNGな服装

・ファスナー付きの洋服

子どもが指や髪の毛を挟んでしまう危険性があります。
また、乳児を抱っこする場合に顔に当たるので好ましくありません。(ファスナーがないタイプがベストですが、ファスナー付きの洋服を着ていて乳児を抱っこする場合は、エプロンで完全に隠すなどの配慮が必要です。)

・フードや紐がついた洋服

子どもに引っ張られたり、遊具などでひっかかったりして転んでしまう危険性があります。
特に紐は、思いもよらないことで子どもの首に絡まる危険性もはらんでいるため、気を付けたいポイントになります。

・ビジューやビーズなどの飾りがついている洋服

子どもが触ると怪我をしてしまう危険性があります。また、取れてしまった飾りを誤飲する場合もあります。

・ボタンやワッペンなどが取れそうな洋服

子どもが触り、落ちてしまうと子どもが誤飲する危険性があります。

2. 季節別の服装で気を付けたいこと

保育園の室内は、子どもの体温調節に合わせて1年を通してだいたい一定の室温になるように設定しています。でも、保育士は室内だけでなく園外へも散歩に出掛けるため、季節に合わせた服装が必要ですね。

ここでは、季節別にどのような服装や小物を用意すると良いのかまとめてみました。

2-1. 春

長袖Tシャツ、薄手の羽織。室内は長袖Tシャツで十分ですが、園外へ出掛ける場合はまだ肌寒い日もあります。そんなときは、サッと着替えられるように羽織ものがあると便利です。

また、5月頃からは紫外線が強くなってくるので、帽子が必需品です。日焼けしたくない人は合わせて、日焼け止めも用意しておきましょう。

そして、春はまだトイレトレーニング中の子どもも多いので、出掛け先で失敗することも…そんな時も大丈夫なように、ちょっとした着替えが入るボディーバックやリュックサックがあると便利です。

ビニール袋も入れておくといろいろ使えて良いですよ♪(子どもたちが見つけたものを持ち帰る、汚れ物を入れる、鼻水をかんだティッシュ入れなど)

2-2. 夏

半袖Tシャツ、ハーフパンツまたは七分丈くらいのズボンで涼しく過ごしましょう。園外へ出掛ける場合は、帽子と紫外線対策の羽織ものがあると便利です。気にならない場合は、羽織ものはなくても大丈夫です。

プール遊びの際には、子どもに水をかけられる場合もありますので、着替えを持ってきておくと安心です♪担当クラスによっては、一緒にプール内に入って保育しますので水着も必要です。

水着の上にTシャツ、ハーフパンツでプール遊びをする保育園が多いですが、保育園によって方針が違うため、先輩保育士に聞いておくと安心ですね。

2-3. 秋

春と同様に長袖Tシャツで過ごします。園外へ出掛ける場合は肌寒くなるので、春よりは厚手の羽織ものを用意しておきましょう。合わせて、春から夏と同様に、紫外線対策の帽子もあると良いですね。

また、秋はトイレトレーニングが完了している子どもも多いですが、木の実や落ち葉など子どもたちにとっては宝物が多い季節。見つけたものを入れて持ち帰るビニール袋やちょっとした着替えが入る、リュックサックまでではなく、小振りなボディーバックがあると両手も使え、荷物も入れることが出来て便利だと思います。

2-4. 冬

長袖Tシャツでは寒さを感じるようになってきますので、トレーナーを着ると良いと思います。長袖Tシャツで十分な人もいますので、保育園の室温と自分の体調などに合わせてベストな服装を選んでください。

お散歩の時には、コートやジャンパーなどの防寒具を羽織り、手袋やマフラーなどの小物も付けます。子どもより大人の方が寒さを感じやすいので、自分が寒くないように防寒具を揃えておくと安心です。

特に雪遊びをすると、手袋はびちょびちょになってしまいますので、替えの手袋があると良いですね。また、ナイロン製の手袋を使う人は、事前に防水スプレーを振りかけておくと良いですよ♪防水スプレーをしない時と比べて、雪の染み込み具合が違います。100均でもありますので、是非試してみて下さい。

3. どこで買う?先輩保育士のおすすめ店舗

新人保育士の方には新年度を迎えると何かと物入りになってしまいますが、学生から社会人になったからと言ってすぐに給料がもらえるわけではないですよね…。そんな時におすすめのプチプラなのに可愛い・おしゃれなものが買える先輩保育士もご用達のお店をご紹介します。

まだ保育士向けの洋服選び中の方、参考にしてみてくださいね。

3-1. 実店舗

① ファッションセンターしまむら

プチプラなのに可愛いものが揃うしまむら。しまパトとSNSでも話題ですので知っている方も多いのではないでしょうか?このしまむらにも、Tシャツやトレーナー以外にもエプロンやジャージなど保育士で使えるものが揃っています。

しかも、キャラクターエプロンが1500円から買えるのでとってもお得です♪(キャラクターものは2980円くらいが一般的なので…)可愛らしいキャラクターものは子どもたちにも人気ですので、保育園でキャラクターものが禁止でなければ是非チェックしてみてください。

② ジーユーやユニクロ

トレーナーやジャージの替わりに使えるジョガーパンツなど、保育園でも使えるハイセンスなものが揃えられるジーユーやユニクロ。Tシャツはキャラクターものもありますし、無地のものもありますよね。お好みに合わせて、普段使いでもいけそうなものをチョイスしてみても良いかもしれません。

また、冬場の雪遊びは大人にとっては寒いですが、子どもは大喜びの遊びです、そんな寒さに有効なのがヒートテック。薄手なのでトレーナーの下に着ていても響かないのでおすすめです。冷え性の方は特にヒートテックなどでしっかりと防寒してくださいね。

3-2. 通販サイトおすすめ2サイト

なかなか実店舗に行けそうにない方には通販サイトもおすすめです。時間があるときにゆっくりと見られるカタログ、ネットどちらからでも注文出来る通販サイトをご紹介します。

① グランディール べべ

シンプルなエプロンなら990円(税抜き)から購入可能です。エプロンだけでなく、ポロシャツやジャージ、靴など保育士の仕事で使えるアイテムが揃っています。

保育園の方針でキャラクターものは禁止という方には、お話シリーズや動物のエプロンがおすすめです。とってもカラフルで可愛らしいので気になった方はチェックしてみてくださいね。

② ショップ.学研

保育雑誌のピコロやあそびと環境0・1・2歳を購入されている方は知っている方は多いかと思いますが、こちらのサイトでは保育士のためのエプロンやグッズが購入出来ます。はらぺこあおむし、くまのがっこうなど絵本のキャラクターものの保育グッズが購入出来るので人気のサイトです。

また、保育雑誌の定期購読や保育士サポート教材の販売、保育の知恵袋の公開もしているので保育士の味方的なサイトとなっていておすすめですよ♪

まとめ

保育士の服装は、自分が思っている以上に子どもに影響を与えてしまいます。服装以外にも、髪飾りなどを含むアクセサリーやメイクなどの身だしなみについても子どもたちは注目していますので、これくらいならいいか…と気を抜かず、どこから見られても好感をもたれる保育士を目指して服装や身だしなみに気を付けましょう。

保育園の方針の中でのおしゃれはなかなか難しいかもしれませんが、小物や色使いなどで工夫した自分らしさを出して素敵な保育士になってくださいね。