29歳で転職を考えつつも、迷う方も多いでしょう。
「転職するなら20代のうちがチャンス」なのか、「29歳では若手とは言いにくいし、もう遅いのでは?」なのか、気持ちは揺れ動きますね。
転職判断のポイントや自分の働く目的がハッキリしないと踏ん切りがつかず、転職しても後悔する場合もあります。
この記事では「転職すべきか否か?」の判断のポイントを中心に、29歳の転職を成功に導く方法を徹底解説します。
この記事の目次
1. 29歳の転職は厳しい?チャンス?転職市場の状況
30歳を目前にして、転職しようか?どうしようか?と迷う29歳の方は多いでしょう。
転職市場のデータでは、29歳までと30歳からの違いは一目瞭然です。
(※)doda「転職成功者の年齢調査2018年上半期」20~59歳正社員3000名より
転職成功者の割合は、25~29歳が最も高く約40%を占めており、30歳を過ぎると転職成功者の割合が減ります。
たかが1歳の違いですが、29歳と30歳では大きな違いです。データで見る限り、29歳で遅いということはないと言えます。
転職しようか?迷いながらズルズルと30歳になってしまうというケースは多いです。
「29歳のうちに転職活動しておけば良かった」ということのないように、今こそ、しっかり考えましょう。チャンスはあなたの中にあります。
2. 29歳の転職を成功させるポイント
29歳の転職は決して遅くはないですが、20代前半の転職に比べて「失敗の許されない転職」とも言えます。安易な転職で、また再転職という事態になれば、あなたの市場価値は著しく下がります。
では、転職で後悔しないためには何が必要なのでしょうか?
29歳の転職を成功させる方法を解説します。
2-1. 29歳で転職するか?しないか?判断の仕方
29歳で転職しようと思っても踏ん切りがつかないのは、転職して叶えたいことが明確でないからです。
年収や労働条件に着目して転職を考える人は多いですね。
しかし、「給料も上がって有給も取れるようになったけど、定型業務ばかりでやりがいがない」という失敗談もあります。本当に叶えたいことが労働条件だったのか?と後悔しても遅いです。
判断のポイントは、「何のために転職するのか?」が明確になっているかという点です。
何を求めて転職するのか?が、ハッキリしていなければ転職すべきではありません。
「自分は何を求めて転職するのか」を明確にする3ステップを解説しましょう。
ステップ①自分にとって働く上で重要と思う価値は何か?を考える
まず、自分にとって働く上で重要と思う価値は何か?を考えましょう。
アメリカのキャリア研究者で、コロンビア大学教授だった ドナルド・E・スーパーがまとめた「14の労働価値」を紹介します。「働く」ことについて、個人が重要性・必要性を感ずる価値観です。
仕事で得られるこれらの14の価値で、自分が重要と思う優先順序をつけてみましょう。
- 能力の活用=自分の能力を発揮できる
- 達成=良い結果が生まれたという実感を持てる
- 美的追求=美しいものを創り出せる
- 愛他性=人の役に立てる
- 自律性=他からの命令や束縛を受けず、自分のチカラだけでやっていける
- 創造性=新しいものや考えを創り出せる
- 経済的報酬=たくさんのお金を稼ぎ、高水準の生活を送れる
- ライフスタイル=自分の望むような生活を送れる
- 身体的活動=身体を動かす機会を持てる
- 社会的評価=社会に広く仕事の成果を認めてもらえる
- 冒険性=わくわくするような体験ができる
- 社会的交流性=いろいろな人と接点を持ちながら仕事ができる
- 多様性=多様な活動ができる
- 環境=仕事環境が心地よい
ステップ②「自分が仕事に求める重要な価値」が、現職で得られるか?(得られる可能性があるか?)
自分が重要視する仕事の価値と、現在の仕事が合致していれば今の仕事を続けるという判断になります。
今は合致していないけど、努力すれば得られるか?将来的に可能な組織体制か?を検討してみましょう。現職で可能であれば、努力のし甲斐があり、やりがいも持てるでしょう。現職では将来的にも叶わない組織ならば転職が選択肢となるでしょう。
ステップ③求める価値は転職することによって得られるか?どういう転職をすると得られるか?
自分が重要視する仕事の価値が、どんな仕事や働き方なら叶うのか?をイメージしてみましょう。
例えば、高い報酬を得たいのであれば、経験を活かしてよりステップアップできる仕事ということになるでしょう。転職目的が明確になると、選ぶべき道も見えてきます。
2-2. 29歳が転職で失敗しないための注意点
29歳が転職で失敗しないための注意点を解説します。
2-2-1.①不満からの逃げ出し転職は失敗の元!
現状の不満から逃げても、転職先でまた別の不満が出て来るでしょう。100%満足できるような職場はありません。不満は現職で改善するなり、気持ちを整理した上で、転職の目的意識を持つことが大切です。採用担当者は逃げ出し転職の雰囲気に敏感ですから、気持ちを切り替えて望みましょう。
2-2-2.②30歳までにという焦りから、転職先を充分吟味せずに妥協してしまう
確かに、未経験の職種への転職は30歳を過ぎると成功率は下がります。しかし、もっと悪いのは、29歳で焦って転職して、30歳以降で再転職という事態です。採用側は、実務能力があって新たな職場に適応して活躍してくれれば良いのです。不十分な準備で転職するより、自分でも納得できる転職活動をすることが大切です。
2-2-3.③29歳で「辞めてから転職活動に全力投球する」のは失敗のもと
転職活動期間は平均3か月程度かかります。失業者状態は、金銭的にも精神的にも大変な重圧です。
追い詰められて不本意な転職をしてしまう場合もあります。また、失業期間が長くなるほど転職は難しくなります。転職活動の時間がないという人は、転職エージェントを活用しましょう。
2-2-4.④29歳で自己流転職活動は失敗のもと
転職サイトなどの求人票は最低限の情報です。業務内容や求める人物像など、詳しいニュアンスまでは伝わりません。新規事業や優良企業の求人は非公開も多く、自分だけの視野では選択肢が限られます。また不採用が続くと、精神的にも辛くて妥協したり転職活動を諦めてしまう人もいます。転職エージェントのサポートを利用して広い視野で粘り強く転職活動することが成功のポイントです。
- リクルートエージェント業界1位、内定率No1、年収UPなどの交渉力も高い。
- doda業界2位、求人の提案数が多い、面接対策に強い。
- パソナキャリア業界3位、上位2つよりサポートが非常に丁寧、女性にも強い。
- マイナビエージェント業界4位、サポートが非常に丁寧、特に20代〜30代前半に強い。
2-3. 29歳が転職成功のために、現状でやっておくべきこと
2-3-1.①他社で通用する持ち運び可能なスキルをチェックする
仕事をする上で必要な問題解決力や主体性などは、持ち運べるスキルであり他社でも通用します。経済産業省が提唱する「社会人基礎力」や、大手転職サイトのリクナビNEXTが提供する「グッドポイント診断」がそれに当たります。自分の強み弱みが把握でき、自己PRの参考になりますから、チェックしてみましょう。
(※)社会人基礎力チェックリスト
(※)リクナビNEXT 強み診断ツール:グッドポイント診断
2-3-2.②チーム・マネジメントの経験
29歳を正社員で中途採用する企業は、リーダーとしての活躍を期待するでしょう。
ぜひ現職でチームを率いての仕事経験を積んでおくことをお勧めします。少人数でも良いので、自分がリーダーとしてやりきった経験は、転職の際の強力なアピールになります。
2-3-3.③未経験への転職なら、社内異動も考えよう
29歳で未経験の転職は難易度が高いので、まず社内で経験を積むことも考えてみましょう。例えば「経理をやっているが、営業職に転職したい」という場合は、社内の営業部を経験するのも方法です。
転職するのは、その後でも遅くはありません。
2-4. 「転職エージェント」は必ず活用しよう
転職エージェントは、キャリアコンサルタント(アドバイザー)が、あなたの転職を無料でサポートしてくれるサービスです。
20代の転職エージェントは「20代におすすめの転職エージェント全16選|失敗しない選び方と活用法の全て」の記事で紹介しています。
登録すると専任の担当者が付き、自分が一々求人企業を探さなくても、あなたの経歴と希望にマッチする求人案件を色々と紹介してくれます。
求人企業への窓口として、応募手続きや面倒な交渉を代行してくれるので、忙しい人でも効率的に転職活動できます。高収入や優良案件は非公開求人が多く、自分で探すのは困難なので、転職エージェントがお勧めです。利用は無料です。
- 登録すると専任の担当者が付き、転職活動全般に渡って採用までサポート
- 経歴や要望などをヒアリングして、キャリア相談や会社選びへのアドバイス
- 条件に合う求人の紹介、非公開案件も多数
- 応募書類のアドバイスや添削
- 求人先への応募手続き
- 面接選考のアドバイスや対策などのサポート
- 面接選考の日程調整やセッティングをしてくれる
- 入社時期や給料交渉、入社手続きなどの面倒な交渉を代行してくれる
- 応募企業の求人背景や雰囲気などを教えてくれる
29歳の転職では以下の大手転職エージェントがおすすめです。2〜3つに登録して転職活動の準備を始めましょう。
転職エージェントのサービスは対応地域があります。この記事で紹介する大手の転職エージェントは問題ありませんが、他の転職エージェントに登録する場合は対応地域を確認してください。
2-5. 「転職サイト」に登録して情報収集も始める
転職サイトは、自分で求人情報を検索してサイトから応募します。担当者は付きません。
マイペースで気軽に転職活動できるのがメリットですが、応募者が多いだけに優良案件は競争率も高く、そもそも優良案件は転職エージェント経由で募集されることが多いです。
大手の転職サイトはほぼ全国地域をカバーしているので、地方にお住まいの方には必須です。
転職の情報収集・予備知識として活用する人も多いです。とりあえず大手の転職サイトには登録をしておきましょう。
- 転職活動の基本知識や転職ノウハウが充実
- 業界や職種ごとの求人動向や分析
- 転職セミナーや転職講座、転職フェアなどの開催
- 自己分析ツールや強み診断ツール、市場価値診断など
- 未経験転職や女性活躍などの特集コーナー
- 求職条件を設定しておくと、条件に合う求人案件を連絡してくれるサービスもある
転職エージェントと転職サイト、どちらも無料で利用できますので、組み合わせて上手に活用しましょう。
2-6. 29歳の転職活動のポイント(会社探し、書類選考、面接)
いざ転職活動となると、具体的には以下の段取りがあります。
- 求人応募(どの会社に応募するか?)
- 書類選考(履歴書と職務経歴書)
- 面接
各ステップについて29歳の転職でのポイントを解説しましょう。
2-6-1. ①求人応募(どの会社に応募するか?)
転職エージェントに登録していれば、2-1章の<何を求めて転職するのか?>を担当者にしっかりと伝えてください。担当者に相談しながら、自分でも調べ考えてみましょう。ポイントは業界の将来性と会社の将来性、そしてキャリアアップの可能性です。
1.業界の将来性
業界のライフサイクル(創成期~成長期~成熟期~衰退期)はどの段階か?
成長期の業界に身を置くことは、市場価値を高めることにつながります。
2.会社の将来性
単に規模だけでなく、強みとなる技術やビジネスモデルがあるかに着目しましょう。
売上拡大を目指す会社よりも、経営理念の実現を目指す会社の方が将来性はあるでしょう。
- 業界内での会社の位置づけ/経営方針や経営者の理念/業績はチェック
- 会社四季報や投資家向け情報も将来性判断の材料になるのでチェック
3.入社後のキャリアアップの可能性
入社後の自分のキャリアアップの道筋も大事です。会社の業績は伸びているけれど、自分の部署は亜流であまり評価されないということもあります。
- 中途入社の若手が活躍できる風土・体制か?
- 会社の得意分野と自分の強み・スキルが合致しているか?
2-6-2. 書類選考(履歴書と職務経歴書)
29歳は社会人として十分な経験があることを前提として見られます。
書類の書き方やまとめ方など全体を通じて、社会人常識やプレゼン能力もチェックされます。
書類の不備や誤字脱字があると、書類選考で落とされる可能性が高いですから注意しましょう。
履歴書と職務経歴書のポイントを挙げます。
- 履歴書の写真は印象への影響が大きいので、専門の写真館で撮影する
- 手書きの指定がなければ、履歴書フォームをダウンロードして入力しても可
- 学歴は一般的には、最終学歴のひとつ前からで良い
- 資格欄は国家試験や仕事に関わる資格を記入し、趣味に関わる資格などは趣味の欄に記入
- 職務経歴書は使いまわしせずに、応募先毎に合わせて作成する
- 経歴の羅列ではなく、応募業務に関わる自分のスキル・経験をアピールする
- プレゼンのつもりで、見出しや要約などを入れて読みやすい工夫をする
- 転職回数が多い場合は、職務内容でまとめる
応募書類は、転職エージェントに添削アドバイスを受けることをお勧めします。
また、求人背景や求める人物像について詳しく具体的に聞いてください。企業の求める人材像に合わせて、自分の強みをアピールすることが大事です。
2-6-3. 面接
転職では面接が非常に重要です。
既存の社員と上手くやっていけるか、社会人として顧客対応に問題がないかなどをチェックします。
29歳はある程度仕事にも慣れているだけに、基本的なビジネスマナーなどが疎かになる場合もあります。面接で注意すべきポイントを挙げます。
初対面の挨拶や入退室のマナー、服装・持ち物など基本的なマナーを復習しておきましょう。
マナーは第一印象への影響が非常に大きいです。損をしないように気を付けましょう。
<質疑応答>
- 相手の目を見て話す。語尾をあいまいにしない。
- 相手の話をしっかり聞く。要点はメモする。
- 簡潔に論理的に話す。結論を先に、次に理由という順番で。
- 知ったかぶりをしない。
- 入社後に期待される自分の役割を確認しておく
<面接の事前準備>
・応募先の企業研究・業界研究をしっかりとする
・想定問答集を作り、模擬練習をしておく
自己紹介や自己PRなど「1分間で話してください」と言われることも多いです。
転職エージェントは面接対策も協力してくれます。事前準備や練習が成功のポイントです。
3. ケース別 29歳の転職を成功させるポイント
3-1. 29歳男性の転職の場合
同じ職種で、業界の垣根を外して広い視野で探すことがポイントです。
同業界同職種は最も転職しやすいですが、給与水準や労働環境などは大体似ているものです。
異業界も視野に入れることで、自分が望む働き方が叶うこともあります。
また、違う業界を経験することでキャリアの厚みも増すでしょう。
3-2. 29歳女性の転職の場合
女性の29歳は転職には微妙なタイミングです。30歳前後に出産する女性が多いので、採用側は慎重になります。女性は結婚出産で休退職する前に、現職でできるだけ専門スキルを磨いておくことをお勧めします。転職する場合は、即戦力になる同職種への転職が成功しやすいでしょう。
「入社後は実績を積むまでは勤続する意思がある」と伝えると採用側も安心感があります。
3-3. 29歳で未経験の転職の場合
29歳で職種の未経験の求人は8%というデータがあり(※)転職はかなり難しくなりますが、実際に未経験で異職種に転職したという人は34%おり、不可能ではありません。
ポイントは、隣接する職種、対象顧客が共通するなど、現職と接点のある職種を選ぶことです。
営業職であれば営業企画・マーケティング職への転職などは、接点があります。
29歳であれば、公務員への転職も選択肢でしょう。
(※)doda「採用担当者の本音 中途採用の実態調査」未経験業種・職種より
3-4. 29歳の転職での転職回数(2回目、3回目の転職)
DODAキャリアコンパス「20代のはたらきデータベース」によると、20代で2回目の転職になると成功率が半減し、3回目になると成功率は14%に下がります。
29歳で転職が多いと離職の懸念があることと、スキル不十分と見られるからです。
29歳で2回目の転職の場合
同職種か異職種かによって成功率は大きく違います。
同職種への転職で、「スキルアップを目指して」など前向きな転職理由ならば成功も可能でしょう。
未経験の異職種への転職なら、現職となるべく関連する職種を探すと良いでしょう。
29歳で3回目の転職の場合
29歳で未経験の異職種への転職をしたい人は、現職で充分な実績を積んでから転職した方が良いかもしれません。キャリアチェンジでも、応募先に求められる実務能力があれば転職は可能です。
転職回数が多い場合は、仕事の取り組み姿勢をきちんと説明し、応募への意欲を伝えることがポイントです。
4. 29歳の転職でよくあるQ&A
29歳の転職でよくある質問と回答例を紹介します。
①29歳と30歳との違い
Q) 29歳での転職と30歳での転職では、難易度に違いがあるでしょうか?
A) 一般的に30歳以上になると、経験者採用が多数になります。未経験職種への転職は、30歳以上になると求人数が少なくなり難易度が上がります。同職種への転職であれば、30歳過ぎてもチャンスはあります。企業が求める人物象にマッチするかが重要なので、転職エージェントを利用して幅広く求人情報を得ることが大切です。
②29歳の転職理由
Q) 会社の評価に不満で転職を考えている29歳です。転職理由はどのように伝えると良いでしょうか?
A) 退職理由と転職理由は分けて考えることです。退職理由が何であれ、新たな仕事への熱意と貢献可能性を伝えることが大切です。退職理由となった不満は、本質を突き詰めて反省すべき点や学ぶべき点を整理して気持ちを切り替えることが大切です。退職理由を訊かれた場合、自分なりの整理が出来ていれば率直に言っても問題にはならないでしょう。
③資格について
Q) 29歳で転職を考えていますが、転職に有利な資格はあるでしょうか?
A) 運転免許は必須とする仕事は多いですから、取得しておくと良いでしょう。
それ以外は職種や求人案件によりますが、一般的には29歳では資格よりも経験が優先です。業務経験があれば、業務関連の資格は技能の証となるので転職に有利です。スキルの説明がしにくい事務職などは簿記やPC検定を取得していれば判断しやすく有利でしょう。
④29歳で公務員から転職したい
Q) 公務員からの転職を考えていますが、29歳では難しいでしょうか?
A) 公務員でどのように仕事をしてきたかにもよります。スキルの棚卸や自己分析をして、自分の強みと接点のある仕事を探すことがポイントになります。公務員と民間企業では基本的な姿勢が違い、ミスマッチが起こりやすいので、転職目的を明確にすることが大切です。
⑤29歳で公務員への転職
Q) 公務員への転職を考えていますが、29歳で受験できるでしょうか?
A) 地方公務員の一般枠の採用試験の受験上限は30~35歳位までです(自治体による)。
社会人採用枠もあります。(下限年齢は26~30歳と自治体によるが、概ね社会人経験5年以上)
社会人採用枠は競争率が高いので、一般枠で受験した方が良いでしょう。技術職などは採用されやすいです。欠員が出た時に臨時募集する場合もあります。
⑥結婚について
Q) 29歳ですが結婚予定があり、現職では残業が多く家庭と両立できないので転職を考えています。
A) 現職で実績があるならば、まず社内で部署の異動や働き方を変えることが可能か?相談してみましょう。家庭との両立を考えるなら、派遣という働き方も選択肢です。新居の近くの勤務地を選ぶこともできますし、勤務時間も契約した時間内です。
⑦29歳の転職は遅い?
Q) 転職するなら20代のうちと聞きますが、29歳の転職では遅いでしょうか?
A) 未経験の職種への転職ならば20代半ばまでにしたい所ですが、29歳でも間に合います。
同職種への転職では、29歳でも遅いことは全くありません。採用側としては、年齢よりも自社で活躍できるか?ということが重要です。本人の実務能力と柔軟性と意欲の問題です。29歳で転職を考えたら、早めに行動してみることが大切です。
5. まとめ
今29歳の方は、これから40年以上の仕事人生を送ることになります。
会社の上司や先輩達を見ていて、想うことは沢山あるでしょう。それを考えるからこそ、30歳という節目を前にして「今のままで良いのか?」と迷うのですね。
はっきり言えることは、
- 会社に身を預けていられる時代ではない
- 30代が仕事人生の勝負の時期
ということです。
そのために「今、29歳で転職すべきか否か?」迷うのは大変有意義なことです。
・仕事・人生に何を求めるのか?
・何を求めて転職するのか?
この記事を参考にしながら大いに迷ってください。
自分の人生を真剣に考えて、覚悟を決めての転職ならば、きっと成功するでしょう。